(引き続きで)オーストラリアのインフレの要因は、

火曜日にRBA(オーストラリア連邦準備銀行)が理事会を開催して、政策金利を維持することを決定した。
RBAが見ているポイントは、インフレ率が目標の2−3%のレンジに入れたいが、まだまだ高い状況が続いているので、抑制のために政策金利を上げるべきなのか?ということと、私は理解している。

インフレがどうして起こるのか?という話は、経済学的な観点で色々と理論があるので、そこは今回は端に置いておいて、RBAがインフレが低下してこないのは「予想以上の堅調な労働市場、賃金上昇率の伸び、燃料価格の上昇」という見方になっている。

コロナ後のインフレの要因は、モノ不足、輸送コストの上昇、燃料価格の上昇、それからくる原材料価格の上昇など、供給要因を厳選としたインフレになっていたように思う。
インフレで全てに関して価格が上昇したことで、企業利益も一定程度上昇してくる面もあるが、人流が戻り、コロナ中に滞留していた消費に対する行動が解禁されたことで、人手不足になり賃金が上昇している。
その結果として、労働者の可処分所得が増加して、その一部が消費に回る中で、更にインフレを抑制する方向ではなく、維持もしくは加速させる方向になっている面がある、ということらしい。

確かに賃金が上昇することで可処分所得が増加し、それが消費に回っていくことでインフレにつながっていくという、風が吹けば桶屋が儲かる的な展開だが… 足元で金利水準が高くなっていて住宅ローンの返済負担が重たくなっている、今後重たくなる家計に関しては、必要な消費はしても、それ以上に関しては貯蓄に回して、将来の消費に回っていくと考えると…
雇用市場が堅調なことが、即座にインフレに繋がるのか?そのインパクトはどれくらいなのか?と少々疑問。インフレによって生活必需品などの価格が上がるのであれば、どこかの段階で消費者も消費に限界が出てきて、消費が陰ってきて、インフレが落ち着くような展開になるのでは?

詰まるところは、景気停滞局面に入ってくるだけなのだろうけど。
いずれかの時点でそうなるのであれば、積極的に金利を引き上げて早急にインフレ率を目標レンジに入れなければならないのか?という個人的な疑問がある。

いずれにしても、景気循環を作り出す、もしくはある程度コントロールするために金融政策は打たれるし、その将来の行動に対して予測をしながら、投資行動を起こしていく機関投資家や個人投資家がいるわけで、資金の流れがどこに向かっていくのかを予測しながら、また行動を起こす投資家もいるわけで。
政策当局も繰り返しゲームなので、自分たちの行動が何周かまわって、次の自分たちの行動の要因になるということなのだろう。。。

どうも最近はゲーム理論に関しての関心を、個人的に高めてしまっている気がする。
読めていない本が山のようにどこかに埋もれているので、探し出してみないと。

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