豪のエネルギー政策は何を重視していくのか(環境か、安定か)

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オーストラリアのエネルギー市場オペレーター(AEMO)がネットゼロに向けた25年ロードマップを公表したが、結局のところは再エネで目指すことになる、ということだろう。

基本的な考えは、石炭火力発電所は2038年までに全廃止、原子力は支持しない、再生可能エネルギーは開発ペースが遅い、というもの。

ネットゼロに関するロードマップなので、石炭火力を廃止方向になることは不思議ではない。再生可能エネルギーに注目することも不思議ではない。
原子力に関しては、ネットゼロに対しては効果は高いが、支持はしないということで、再エネで賄うことを重視するので、発電と蓄電、送電をバランスをとりながら進めていくことが必要になるのだろう。

風力発電や太陽光発電を行う場所は国土が広大なので、十分に存在しているが、送電網がないので発電しても消費値まで持っていけないという残念な状況。
蓄電したものを消費地に輸送する方法は取れるのだろうか。そもそも蓄電の能力もあまり高くないというところもネックになるだろう。

技術が進むことで蓄電や発電は効率化が進むのだろう。送電に関しては、蓄電の部分もあるが、そもそもの電線がつなげることの費用が高いこと、維持管理費用も送電網が長くなるほど高くなるので、そこの部分を低コストになれば良いのだろうが、まだまだ時間がかかりそう。

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