シドニーの中心街で、オフィスをサブリースする面積が増加しているとのこと。
企業が借りているオフィスのうち、一部を転貸することで、賃料などの費用の一部を賄うことを目指しているらしい。
どれくらいのコストを賄えるのか、とみてみるとかかるコストの半分くらいを賄えると良いらしい。元々は大手企業などが広い面積を借りていて、余って来ているのでそこを転貸するということが行われている。
そもそも転貸に回すのは、契約内容が途中で部分を返すことができない場合は元の借り手が借りたまま、また貸しすることができて、貸し手としては新たな借り手探しをせずに済むし、トリッパグレがないので良いのだろう。
一方でなぜサブリースしないといけない状況が発生しているのか?と考えると、シンプルに働き方が変化して、オフィスへの出勤が不要になる環境ができて、今までと同じようなオフィススペースが必要無くなったことが主因。
業種によっては出社が不要になる先もあるし、業務効率化が進んで人員整理が進んだ先もあるらしい。オフィス需要がゼロになることはないとしても、従来よりは小さなスペースでもよくなっている状況に移行しているのは、大きな流れとしては間違っていないのだろう。
その中で、1フロア全部を借りるようなこれまでの動きはあるだろうが、必要に応じてフロアを分割して、かつそれがエレベーターとかトイレとか共有スペースを利用しながら、かつセキュリティが確保できるようなことになっていく必要性が高くなっているのだろう。
実際に自分達のオフィスフロアを考えてみると、複数の会社が同じフロアにいて、共有できるものはセキュリティを確保しながら共有しているので、そういうものなんだなぁと改めて実感。
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