Future Made in Australiaとは何か?

オーストラリアの連邦政府が設定した政策で、目的は国内製造業の支援を行うもの。
これが設定された背景には、コロナや地政学リスクなどから、国内で製造が行うことができる体制をつくるもの。

現状で、オーストラリアでは鉱物やエネルギーを輸出しているが、製造業は輸入に頼っている。自動車をはじめとして、多くの商品を輸入に頼っており、何らかの物流に対するリスクが生じると、瞬く間に必要となる商品が入ってこなくなる可能性がある。
これを回避するために、政府は製造業支援を行い、国内で必要な製品を製造できる体制を作ろうとしている。

個人的な印象としては、支援政策を設定することの意義は理解するが、国土が広すぎて、ある場所で製品を作って、それを国内の他の都市で販売しようとすると物流コストが高く、また人口密度が低いので売り上げを上げることも難しい、というもの。
仮に、何かの製造業が支援を受けて稼働を始めたとしても、支援から脱却して独立採算が取れるのか?という点は疑問に感じる。

広い国防の観点で必要なことなのだろうが、現実味がどれくらいあるのだろうか。

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