自社株買いをやる理由はなぜ?

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オーストラリアの銀行の決算が出て、大手3行は純利益が減少していた。
高金利で住宅ローンの市場競争が厳しくなって、利幅が縮小したということ。政策金利が上昇して、調達金利は上昇、貸出金利も上昇しているが、調達vs貸出の上昇幅が「調達>貸出」になり、利幅が減少。

住宅ローンを借りたい人は増えていて、貸出元は銀行もあるし、モーゲージバンクもあるので、重t買うローンを専業としていない銀行は価格競争にどこまでついていくのか。運営コストを下げて、貸出金利を引き下げるか、利幅を確保するか、というような動きが必要になるだろう。

決算はプラスだが減益になる中で、バランスシートが安定していることから、自社株買いを行う銀クオも出てきている。
自社株買いを行うと、基本的には株価は上昇するので、株主、マーケットに対してはポジティブな反応を与えるのだろう。

バランスシートが安定していて、自社株買いに資金を当てる。。。自社株買いよりも効率的な資金の充当先がない、ということなのだろう。延々と効率的な資金の充当先がないとすると、縮小均衡してしまうのでは?最終的には絶対的な利益額の成長が見出せないということになるのでは?
という疑問。

ファイナンス理論的には、株価を上げるための選択肢として良いのだろうが、どこまでやるのか、いつまでやるのか、というのがポイントなのだろう。

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