自動車のネットゼロ化はEVか水素燃料か?

運送関連でネットゼロを達成するには、EVにするのか、水素燃料にするのか、ということがあるらしい。
個人的な考えとしては、人口密度が高い地域はEVが多くなって、人口密度が低い地域は水素燃料になりそうな気がする。

EVは技術が進むことで、1回の充電で走ることができる航続距離が伸びているので便利になっているのは事実だと思うが、結局はエネルギーを補充できる充電ステーションがどれくらいの量を準備できるか、ということになるだろうと考えている。
いま存在しているガソリンステーションに手当する、というのは一つだし、都会だと駐車場に設置することで手当することも簡単だろう。電気が通っていて、小型の設備を準備することで対応できるので採算もあるし、利便性も高いので普及するには十分な余地があるように思う。

一方で、人口密度が低い場所、電気が通っていない場所などでは、採算も悪いし、必要となる電力をどのように調達するのか、という論点が出てくるように思う。日本などでは、そもそも電気が通っていない地域がとても少ないのでEVの便利性が高いような気がする。
反対に国土が大きな地域、アメリカ、カナダ、オーストラリアみたいなところだと都会はいいけど、人口密度が低い地域だと設備を準備すること自体が難しいのでは?という気がする。
そうなると、石油で動く移動手段は引き続き便利であることには変化がない、だけどネットゼロのために石油から他の燃料に移る流れが出てきて、その結果が水素燃料になるのだろう。

液体としてのガソリンをタンクローリーで移動させてステーションに補充するのと同じように、液体化した水素を移動させて燃料を準備するというのは手段としてありえるし、採算もとれる可能性もありそうな気がする。
LPガスで動いている車と同じようにタンクを準備して入れ替える、というのも一つなのだろう。

EVの電池技術が上がって航続距離が伸びたり、気温や環境に関係なく性能変化が小さいならEVも拡大して行くのだろうなぁ。
とはいえ、電気を作るために化石燃料を燃やしているのであれば、なんだかエネルギー効率が悪いような。。。

共存しながら進んでいくことが全体的な最適には近づくのか、どちらかに特化して研究開発を一気に進める方が全体的な最適に近づくのか。。。この辺は技術に詳しくないのでわからないが、水素燃料の可能性を個人的には期待している。

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