生活コストが上昇していても新車は売れている

オーストラリアの10月の新車販売台数が公表された。前年同月比で23.3%増加して、10万台以上になっている。1月からの累計では100万台を突破したということで、継続して10万台近い数字が毎月出ている。

売れ筋の車種はピックアップトラックで、オーストラリアでは自家用としてピックアップトラックが人気で価格帯も一番売れているフォードのレンジャーだと6万ドル以上はする。小型のSUVであれば4万ドルくらいで購入できるものもある中で、レンジャーやトヨタのハイラックなどが人気。

インフレ上昇や生活コストの高止まりが大きく取り上げられている中でも、新車販売は順調で車に関しては、贅沢品ではなくて生活必需品に近い取り扱いになっているように感じられる。
中古車市場も手当されているので、新車への買い替えで販売台数が伸びているのだとすれば、実質的なコスト負担は、ある程度の増加で済んでいるのだろう。
とはいえ、ガソリン価格が上がっているので、車の買い替え、維持費用などを全体で見れば、買い替えない方が当然生活費を抑制するのには役立つだろうが、国籍を持つ人口が2700万人くらいしかいない国で、かつ移民がどれくらいいるのかわからないが、自国民の2倍だとして、全体で5400万人で成人人口が50%、3人に一人が車保有者だとすると890万人。
その中で年間100万台が新車として売れているとすれば、9台に1台は毎年買い替えになるわけで、10年経てば1回は買い換えられると考えると、まぁそんな感じなのかなぁ、という気もする。

この辺の数値の推計は、全くデータを確認せずに感覚でやっているので、どこかで確認してみると同じような結果になるのか、より多いのか、少ないのか、わかるのだろう。

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