物価は上昇、小売は鈍化なので、景況感は低下方向になりそう

オーストラリアの4月の小売売上高は357億ドルで前月比で0.1%増加しているが、前月の増加率が0.4%だったので鈍化方向になっている。
減税などあるが、年内は低迷が継続しそうな状況。

売上高での計測になるので、安い商品を多く消費することで売上高が大きく変化していないのか、物価上昇を受けた価格上昇で消費量を小さくして大きな影響を受けていないのかが、気になる点。

前者に関しては、より安い商品を取り扱っている会社に顧客が流れていって、しばらくするとそこでも消費量が減少して、最終的に売上高も小さくなっていく可能性がある。
その前の段階で景気が回復すればよいが、そうならない場合はどんどん経済規模が縮小していくような流れになってしまうのだろう。

消費者物価に関しては、3.6%で予想の3.4%を上回る結果になっている。
住宅や食品が増加しているので、支払いの抑制が難しいところで物価が上がると、消費者の心理は冷え込むので、上にある小売売り上げも冷え込み方向の動きになる可能性が高い。

そうなった場合、財政出動か金融緩和で景気を刺激することになるのだろうが、インフレ率が中央銀行のターゲットになっている2−3%を超えているので、景気刺激のための金融緩和をするには合理的説明が大切になってくる。

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