新築住宅はあまり気味で、中古住宅に流れていそう

オーストラリアの新規住宅の在庫が増加しているということで、開発が進んで在庫が増加しているのかと思ったところ、どちらかといえば買いたい人が新築から中古に移行しているためらしい。

住宅市場が逼迫していることはコロナ明け、中国政府の海外大学留学生のオンライン授業を認めない方針などが出たことで、賃料上昇などを受けて発生していた。

政策金利も上昇することで、住宅ローン金利負担も上がるが、それでも住宅需要が強いために、新築購入の意欲は下がっていなかったように見えていた。
その中で、在庫が増えているという情報が出てきており、中古市場に顧客が流れてきていることが背景。

中古市場に供給が増えているのは、ローン返済が重たくなり、売却に出ていった人がいることが多いのだろう。
そこで、新築で買うよりも中古で買いたい人が増えて、その観点で需給が改善してきていることになる。
ただ、政府としては引き続き人口増加は一つの長期的な政策の柱になっているので、住宅供給は必要な行動になることはあまり疑問がない。

中古住宅に需要が流れていくことで、新築住宅の価格が引き下げられて中古と新築の価格差が縮まる、絶対的な価格が引き下がることで、住宅供給不足が解消されるような流れに近づくならば、政府としてはOKになるのかもしれない。

とはいえ、新築在庫が増えているのは住宅開発業社や今後開発をして建設を進めようとしている企業からすると、考えた価格で売れなくなるリスクが高くなり、開発を止める可能性もある。
そのようになると、原材料が余ること、建築業者の仕事が減少かなくなる動きになるため、最終的にはやはり結果としてはよくない方向にも見えてくる。

軟着陸をさせるためには、需給バランスを保ちながら世の中を回す必要が出てくるが、そのバランスの取り方がよくわからない。

引き続きインフレは高い状況が続くので、政策金利に引き上げリスクは残るが、中央銀行は積極的な引き上げには舵を切りにくいと考えているようで、状況が大きく変化することもないし、悪化することもないのだろう。

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