政府の成り立ちの違いを再度認識

日本は中央集権体制で地方自治体の予算の話が大きなニュースとして取り上げられる機会は少ないような気がする。地方新聞では取り上げられているのかもしれないが、あまり大きなニュースとして見た記憶がない。

一方、オーストラリアでは中央政府の連邦政府と各州政府の関係が対等?のような感じになっていて、州政府の予算がニュースとして取り上げられることが一般的に見える。
州政府の歳出の予定や、歳入の見通しなど単年度の予算だけではなく、次年度以降の見通しなども予算案、その後の報道で取り上げられている。

合わせて州政府であっても、州知事と議会が中央政府のように与野党で議論されて予算が決まっていったり、政権が交代すると過去の計画を見直したりするので、公共事業関連の予定や計画も結構変化しているよう。

NSW州は昨日19日に予算案を公表したところ。23/24年度は大幅な赤字予算だが、来年度以降は黒字化するという予算になっている。詳しくは読めていないが、とりあえずは、これまでの政権が行なっていた計画を見直して、歳出を削減、合わせて歳入拡大を見込んでいて、それが黒字化の要因だということ。

予定通りに歳入が増えればOKなのだろうけど、そんなに簡単にいくものなのか、歳出削減もできるのかについては、ほとんど理解がないので、そういうものなんだなぁと理解しておくだけ。

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