割と健全な失業率の増加なのか

1月のオーストラリアの失業率が公表され、結果は前月比では悪化して4.1%に上昇。
失業率の悪化で、景気悪化方向に一瞬見えるが、金利は上昇。

その要因を勝手に考えると、一つは失業率がこれまで歴史的に低い基準だったので多少上がっても巡航速度くらいのレベル、かつ上昇の要因が求職者数の増加で、失業者数の増加では無かったこと。
他には、政策金利の引き上げが去年まであったので、失業率がどこかで上昇すること自体は予想された範囲だったこと。
というところだと思う。

では、次にどうなるのか? と考えると、雇用は堅調な中で求職者が増えているので、さらに景気は悪くない、という判断ができそうだし、少し前の物価も上がっていたことを考えると政策金利が上がりそうな雰囲気は醸成されているような気がする。

データを見て考えて、判断するという中央銀行の動きを想定すると、物価水準がやっぱり肝心な指標になるのだろう。
物価上昇が財で起こるのか、サービスで起こるのか、求職者が増えていることを考えると雇用は買い手市場になるので、サービスからのインフレは一時的に落ち着くのか、それとも引き続き人手不足なのでガンガン上がっていくのか。。。

なんとなく街の中の小売店での求人は落ち着いたような気がするので、賃金上昇も落ち着いて、サービススタートのインフレは落ち着きを取り戻していくのかと想像。

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