便利な生活と環境問題で発電所はどうなるのが正解?

今年は異常気象で、世界中で気温は高いし、巨大な台風やハリケーンやらで大変なことが怒っているので、やはり気候問題につながる環境維持については注目が当たるのは当然。
その中で、オーストラリアはある石炭火力発電所を2025年に閉鎖する予定で進んでいたが、ここにきて閉鎖延期が検討され始めている。

その理由は、とてもシンプルで発電所を閉鎖したことで供給量に不安定要素が出ること、電力価格にも上昇の不安定要素が出てくること、というもの。
気候変動に対して、石炭火力発電は目の敵になるので、閉鎖に関して積極的になる理由はある程度理解するが、代替するエネルギー源がオーストラリアは弱い印象。

国としては土地が大きくあるので、太陽光発電、風力発電が期待されているけど、供給の安定性はあまりないところが痛手。
必要な時に、必要な量を供給できることがインフラに対して求められることなのだなぁと実感。

再生可能エネルギーに関しては、日々技術進歩が行われているので改善されているのだろう。でも、まだ電気を溜める電池の技術は、現在のエネルギー源を賄うようなレベルまでには至っていないらしい。
仮に化石燃料に依存しない電力供給を行うならば、発電の安定性、供給の安定性が満たされるまでは、使用量を抑えた生活スタイルに個人個人が対応しなければならないのだろう。便利な生活に慣れた人間が、不便な方向に舵を切って、かつそれが維持できるのか?
今まで不便な地域立った場所が利便性をあげようと成長している中で、先進国などが制限をかけることはできるのか?この点はCO2排出で先進国vs新興国で議論があった点と同じ。

最終的な決着はどう落ち着くのかはわからないけど、エネルギーは世界の権力争いの中心にいつも存在しているので、何かすごい新しい技術が開発されると、今度はそれをめぐって主導権争いが起こるのでしょう。再生可能エネルギーの効率性なのか、電池の改良なのか、常温核融合なのか。。。

とはいえ、いまの段階では、安定的なエネルギー供給に対しては、化石燃料が豊富な国は化石燃料使用してエネルギーを作り続ける。資源が乏しい国は原子力に一定の割合を頼りながら動くしかないのでしょう。

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