インフレは継続中(8月)

オーストラリアのインフレ率は、2023年8月も引き続き上昇中。
前年同月対比で5.2%で予想と一致はしているが、前月4.9%からは上昇の結果。7月までは下がっていたけど8月は上昇に反転。中央銀行は5月で一旦利上げを見送って、インフレの状況を見ていた中で低下傾向が出ていたので、政策金利を維持していたのは正解だったのだろう。
さらにインフレ率が低下するのかと思いきや、8月は反転上昇。
中央銀行総裁も交代したばかりで、一過性として金利を変更しないのか、上昇基調が出てきて金利を上げる方向で考えてくるのか。
市場は、一旦金利引き上げ方向を意識するように国債の金利は上昇の結果。

インフレ率の状況を見てみると、
自動車燃料、家賃、金融・保険、旅行などが高い値になっていて、特に燃料は13.9%上昇で7月まで過去三ヶ月はマイナス方向で低下したのがプラスに転換しているので、特に目立つ。
唯一下がった項目は果物・野菜で季節変動が大きいためコア項目から除かれるもの。
前年同月比の状況なので、前年同月を思い出すとすでにインフレが延々と高い状況が言われていたので、まだまだ上昇する基調がありそうな雰囲気を感じる。

以前も書いたように、金利が高いので資産を持っている人は利息面でプラスの効果を受け取り、インフレで生活費上昇のマイナスの効果を被るので、プラス面とマイナス面の大小関係で生活に対するインパクトは違う。
ただ、資産を持っていない人はマイナス面の影響だけを一方的に受けるので、家計が苦しくなり不満が溜まるのだろう。生活費を獲得するために、より安い賃金でも労働する人も増えると、賃金上昇圧力が業態によってかからなくなり、より厳しい環境に陥る家計も出てくる可能性もある。

9月は下旬がスクールホリデー期間になるので、レジャー関連の支出が増えて、コストも上がっている可能性が高い。一過性の効果でインフレ率はこの部分だけ上がってくる可能性もある。
家計支出は増加するので、翌月以降に支出を抑える傾向が強まって、景気に対して見通しが悪く感じる人が出てくるような気がする。

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