3章4章

金融市場の均衡

利子率は金融市場を均衡させる要素

Y-C-G=I

Y-C-G: 貯蓄

貯蓄を民間と政府に分解

S=(Y-T-G)+(T-G)=I

金融市場からの入りのフローと出るフローが均衡する

消費関数と投資関数を代入する

Y-C(Y-T)-G=I(r)

Y,T,Gは固定されると

S=I(r)

となりrが変数のとなる

利子率は、企業の投資したい金額と家計の貯蓄したい金額が一致する点で決定される

財政政策の影響

政府が存在することで、財・サービスの需要が変化し、貯蓄と投資と利子率が変化する。

政府の購入が増加する(政府支出の増加)

Y=C(Y-T)+I(r)+G

Y,Tが一定であるとCが一定のためI(r)が減少する必要があり、rが上昇する

政府支出の増加が民間投資を減少させる →クラウンディングアウト

税収の減少

Yの観点で見ると、Y-Tの増加になりCが増加する

可処分所得がΔT増加することで、限界消費性向分だけ消費が増加する。

Y=C(Y-T)+I(r)+G

Y,Gが一定であるとI(r)が減少する必要があり、rが上昇する

Sの観点で見ると、

S=Y-C(Y-T)-G=I(r)

ΔTにCが増加するので???

Iを増加させる

技術革新があると、投資需要を喚起する

所得税増税分を投資減税に充当すると、投資需要が増える

Sが一定のため、投資需要の増加は需要曲線を上にシフトさせることになり利子率を引き上げる

消費関数を利子率に依存する形に変化させる

???消費関数に利子率を導入すると式はどうなるか

5章

金融政策の分析

1貨幣とは何か

2貨幣量を決める銀行システムの役割

3中央銀行の役割(銀行システム、貨幣供給)

貨幣とは

役割 価値貯蔵手段、計算単位、交換手段

種類 不換紙幣 信用力を源泉にして存在

商品貨幣→兌換紙幣→不換紙幣

金本位制 金の保有量に貨幣の価値(数量)が連動する

貨幣供給量のコントロール(=金融政策)

誰がコントロールしているか? 政府

なぜか? 紙幣発行権を持っているから

実際には、金融政策は中央銀行が実施している

中央銀行の決定は政府からは独立している、というのが一般的

コントロールの方法 公開市場調査(オペ)

貨幣量の計測

種類 現金通貨、要求払い預金、 譲渡性預金etc.

銀行の役割

マネーサプライには現金通貨と銀行預金が含まれる

M=C+D

銀行は、準備制度を通じて信用創造を行うことで、貨幣流通量を増加させる

準備制度 銀行が受け入れた預金を保管しておく

準備制度が100% →預金全額を補完する

準備制度が100%未満 →(1ー準備制度)で貸し出しを行う =信用創造

金融仲介を行い、マネーサプライに影響を与える

中央銀行の役割(マネーサプライの観点)

マネーサプライの決定要因

1中央銀行が決める信用創造の金額

2銀行が決める準備金の保有金額

3家計が決める現金と預金の金額

マネタリーベース B

準備・預金比率 rr (=R/D)

現金・預金比率 cr (=C/D)

M=C+D

B=C+R

D:預金

C:現金通貨

R:銀行準備

M/B = C+D / C+R

右辺をDでわる

= C/D + 1 / C/D + R/D

= cr +1/ cr +rr

M = cr +1/ cr +rr * B

MはBに比例する

右辺第一項は貨幣乗数m

M = m * B

Bをハイパワードマネーと呼ぶ

金融政策の手段

1マネタリーベースに直接働きかける

2貨幣乗数に働きかける(=間接的に働きかける)

1は公開市場操作、ディスカウントウィンドウ

2は準備率操作、準備預金付利

マネーサプライが経済にどのように影響を与えるのか?

中央銀行は経済に対して、どのような経路で影響を与えるのか?

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