豪失業率は小幅改善しているが、続くのかは疑問

金融ニュース

オーストリアの失業率が4%で前月から0.1%低下して改善している状況。
数値は改善しており、その要因を見ると、
フルタイムの労働者が減少、パートタイムの労働者は増加、失業者も減少という状況。
労働参加率は66.8%で横ばいで推移。

別の情報では、求人広告が0.6%減少しており、減少は二ヶ月連続の状況。
労働市場が冷え込み方向になっている可能性が高く見えてくる。

この二つの情報を少し引いた目で見てみると、
実体数としての労働市場は失業率4%で堅調な労働市場と言われる状況が続いているので、労働力不足が続いているように見えている。
堅調な労働市場は景気のプラス方向の指標と考えると豪経済は引き続き良い結果が強くなりそう、といえる。
一方で、求人広告は、企業がこれから先にどれくらい人員が必要と考えているか、ビジネスが拡大するのかと考えているということであれば、求人広告が減少しているので将来は判然としない、ということなのかもしれない。

将来を見てみようと考えると、今はピークなのか、一服感があるのかと考えると、ちょっと待つ、という考えが良いのかもしれない。

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