オーストラリアは金利引き上げ

7日にRBA(オーストラリア連邦準備銀行)が政策金利を4.35%(0.25%)に引き上げた。
新しく総裁が就任してから2回目の政策決定で利上げを実施。前回は様子見で据え置いていたが、先日発表されたインフレ率が前期比で上昇していたこともあり、目標の上限年3%までに落ち着けるために利上げを実施。

相変わらず物価は高い状況が続いているので、政策金利の引き上げ自体には余り驚きはない様子。株は下がって、為替は安くなるという展開。

引き続きニュースの話題は、変動金利のローン返済額の利息負担増加にあって、家計に対する圧力は高い状況。
賃金の上昇は年1回がメインの中で、適用金利が上がっていくという状況は、家計に対しての心理的負担は大きいだろうなぁと感じる。
他方で、経済学ではラチェット効果というのがあり、その中で思ったほど家計支出を抑えることができるものが減っているのかも?と思うところ。

先週もIMFがインフレを早期に落ち着けるには政策金利の引き上げが必要と報告書を出していたものと整合性があるので、まだしばらくはインフレ状況をみながら政策金利の引き上げが行われる可能性があるというのが、エコノミストの見解の主流。

政策金利が上がって、貸出金利が上がるなら、預金金利も上がるのか?今のところ借入はないので預金金利が上がってくれるとありがたいというのが、個人的な感想。

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