いつも不動産ネタで飽きてきたような…とはいえ注目されているということか

オーストラリアの住宅需給が逼迫しているというのは、いつも変わらずでニュースのネタになるし、レポートもいろいろな会社化から報告されている。

基本的に状況は大きく変化していない中で、建設業界は7−9月は住宅販売が伸びるとの予想が出ている。新築の販売が伸びるとの見立てで楽観的になっている。
ただし、RBAが利上げをすると伸びが鈍化するとの見方もある。これは至極当然で、ローンを組むに際しての金利水準が上がるので返済余力の問題が気になるので買い控えが出てくる、ということだろう。

一方で、価格が上昇していくことを気にしているのであれば、早く買ってしまって、金利が上がったとしても、価格上昇の方がスピードが早いと思えば、買いに入ることはできる気がするが、そうでもないのか。

なお、賃貸の空室率に関しても小幅上昇しているというデータが出てきた。
現在の水準は1.42%ということで、健全水準と言われている3%からはかなり低い水準になっていて、引き続き逼迫している状況には大きく変化なし。
なぜ改善したのかという点では、住宅保有が投資目的になっている人が増えたから、というもの。居住用ではないので、供給だけが増えるので空室率は改善するということ。
それは理解するものの、新築を投資家が買うならば供給の純増でOKだが、中古を投資家が買ったならば以前の居住者はどこにいったのか?新しく住み替えたのであれば空室率に変化はないはずなので、シンプルに供給が増加したから、と考えて良いのだろうか。
人口が減少しているならば、需要が減ることでの改善もあるが、特に減少するようは状況にもないので、やはり供給増加が要因なのだろう。

値段が上がり、供給が増えていても、思ったほど空室率が上がらないということで、住宅探しは引き続き大変な状況が続くのだろう。

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